名古屋の花屋カームクームでは、お供えのお花のご注文をいただくことも多いです。
一般的に仏教では、”四十九日の法要まではお花は白”というルールがあります。これはあくまで一般的な習慣ですので、お花を贈るときに贈り主様とお届け先様がともにご了解されてさえいれば、色を入れても問題ないと思います。
例えば、悲しいことですが若いお嬢さんがなくなったケースでは、”白だけでは寂しい感じがするし大きなショックを受けておられるご両親を元気にしてあげたい”ということで、かわいらしいピンクで作って欲しいというご要望があったりします。また、ペットのお悔みのお花をご注文いただくことも多いですが、その場合は仏教を全く考えないで作って欲しいというご要望が多いです。また、毎年、命日にお誕生日プレゼントのようにしてお供えしたいのでギフトの花として普通にアレンジメントを作って欲しいというお客様もいらっしゃいます。
傷ついたご家族の心を癒してあげたいと思う気持ちが、時には”仏教の習慣”というものを飛び越えていくようです。優しい贈り物は、きっと傷ついた心に届くと思います。
なお、葬儀会場へお届けする場合や気心の知れた間柄ではない場合などは無難に習慣に沿ったお花を贈られるのがいいと思います。