6月に入ったばかりなのに全国的に気温がかなり高くなっています。
庭の草花は水を欲しがって頭を下げています。一方、道端の雑草たちはぐんぐん背を伸ばしています。雑草は強いですね。
こんな暑い季節ですので、切り花の寿命を長くするためには気を付けなければならないことがいくつかあります。
①水をいつもきれいにしておく。
この時期は花瓶の水が劣化してにごりやすいですので、常にきれいな水にしておくことが花を長く楽しむためには必要になります。
②茎の切り口もいつもきれいに。
水が劣化しやすいのと同時に、切り花の切り口も劣化しやすいです。切り口は、花が水を吸い上げるための入り口となりますので、細菌などで詰まったりしないように新鮮な状態を保つことが必要です。毎日あるいは1日おきにわずかに切って切り口を更新するようにしましょう。あまり長く切り落としますと毎日どんどん短くなってしまいますので、少しずつでいいです。切り口が新しいということが大事なのです。
③あたりまえですが、温度が高いと花は咲き進みますので終わるのが早いです。できるだけ涼しいところを探して鑑賞してください。玄関はどのお宅も温度が低くてお花にはいい環境のようです。(西日が当たるなどして玄関ドアが熱くなり、お花に適さないお宅ももちろんあります)
その他にも切り花延命剤などの薬剤を使用したり、たまに水切り(水中で切り口を更新する)をしたりする方法もあります。