コンサート・演劇・発表会など、劇場へお花をお届けする機会は非常に多いです。芸能の催しには花がつきものです。
お届けする商品としましては、スタンド花や胡蝶蘭、フラワーアレンジメント、花束と、いろんな形態のものがあります。それらの贈り物をどのように取り扱われるかは劇場や主催者様によって方針が様々です。
お花の置き場所
花の置き場所としましては主に2種類が考えられます。
1つは「楽屋」です。楽屋お見舞いとも呼ばれますが、知人や、ファンの方や、同じ芸能関係者様や、スポンサー様、地元の後援会様などから贈られることが多く、花屋は楽屋口から入って直接楽屋までお届けに上がります。付き人の方にお渡しすることもあれば、劇場関係者様にお渡しすることもあります。楽屋へお届けしたお花は基本的には観客の目に触れることがありません。
2つ目はロビーや受付などに飾られるというケースです。
楽屋見舞いと違って、公共のスペースに飾られるわけですので一般のお客様の目に触れることになります。誰からどんなお花が届いているのかということも、すべて名札で分かります。スタンド花のほとんどはこのような飾り方になります。アレンジ花や花束もこのように飾られることもあります。
上記の2つのうちどちらになるかは、現地(劇場)へ行かないと分かりません。対応してくださるスタッフの方にお届け内容を告げ、あとは指示に従うしかありません。ご注文主様は「楽屋にお花を」と考えてご注文いただいても実際にはロビーに展示される場合もあります。そのため、名札に個人名が入ったり文章でメッセージを書いたりする場合は注意が必要です。
お届け時間
アイドルグループへのスタンド花のお届けなどに多いのですが、主催者様から「前日の午前中しか受け入れをしません」というアナウンスがされている場合があります。花屋にはそのようなアナウンスは耳に届いてきませんので、お客様自身がコンサートのサイトなどで確認をしていただく必要があります。「お花の受け入れについて」といった感じでお花を贈る際の注意事項が書かれていたりするようです。
持ち込み禁止
劇場によってはスタンド花を持ち込めないところがあります。例:中日劇場、電気文化会館コンサートホールなど
また、劇場への通路や劇場の扉の外にしか置けない劇場もあります。例:中電ホール、しらかわホールなど
これらの劇場はほぼすべてロビーが絨毯張りになっていて水が厳禁という理由から、そのような取り決めがあるようです。なお、中日劇場はごく一部の踊りの演目においてのみ、スタンド花の持ち込みができるようです。
区の文化小劇場
名古屋市には各区に一つ「文化小劇場」というものがあります。公共の劇場で、地元の音楽教室やダンス教室などの発表会に使われることが多いようです。
ロビーのスタンド花、ステージのスタンド花、出演者様あての花束やアレンジメントなどの贈り物のご注文が多いです。