クリスマスの色と言えば、赤と緑がメインとなります。緑はさておき、赤い花はこの時期はとんでもなく価格が高騰します。この時期は当店のご注文の傾向は赤系あるいはクリスマスっぽくというご要望がほとんどです。他店でもその傾向は同じだと思いますので、赤い花に需要がとにかく集中してしまう時期ということが言えます。需要が高まれば、当然価格が高騰します。まず絶対量が限られた中で欲しい花屋が多いという状況になり、仕入れが高くなります。そのため店頭価格も上がってしまいます。
花束にしてもアレンジメントにしてもスタンド花にしても、価格とボリュームの整合性というものがありますので、当店では仕入れが高いからと言って極端に小さなものや花の少ないものをお届けすることはしたくありません。クリスマスっぽくとか赤系でというご注文については、赤+白でまとめたり、赤+オレンジで作ったりして価格の高い赤に頼り切らない組み合わせでボリュームを確保するように心がけています。クリスマスにはクリスマスっぽいお花を贈りたいお客様の思いと、高くていつも通りのものが作れないという花屋の思いの両方をなんとか近づけつつ製作しております。
ちなみにごく一般的な花として例を挙げますと、この季節は赤いバラやガーベラなどは通常の2倍程度の価格になります。バラがい1本300円~350円程度のものが600円ほどに、ガーベラは100円~150円程度のものが200円~300円くらいになってしまいます。